朝、スズメの鳴き声で起こされることもあるでしょう。小ぶりなサイズで見た目にもかわいらしいスズメですが、その数が大量になると鳴き声も騒音になってしまいます。
そこで、スズメの騒音被害や有効対策について、紹介していきます。
このページの目次
スズメの鳴き声ってかわいいのになぜ?
スズメは電線にとまっている姿をよくみかけます。数羽ほどであれば、鳴き声も可愛らしく感じますが、それが大量になると鳴き声の大合唱が始まりうるさいです。
集団行動するから
鳥にもいろいろな種類があり、それぞれ特徴があります。スズメは、1羽単体で見かけることが珍しく、ほとんどが2羽もしくは数匹以上で連れ立っているのですが、それはスズメが集団行動をしているからです。
そのため、電線にとまっているスズメも1羽ではなく、数羽であることがほとんどで、酷いときは数十以上のスズメが大量に電線にとまっていることもあるのです。
また、繁殖サイクルも2カ月に1度とハイペースですので、個体数もどんどん増えていきます。
糞尿被害も
大量のスズメの鳴き声が騒音になるだけでなく、糞尿被害も深刻になります。鳥類の多くが、糞尿をそのまま放出するため、その周辺は大量の糞尿がまき散らされます。
自宅周辺の電線にとまっていると、その真下の道路は糞尿まみれになりますし、その近くを通った時に、糞尿を落とされてしまうこともあるのです。
騒音や糞尿被害を受けるようになると、スズメのことをかわいいとは思えなくなるでしょう。
有効対策
スズメの騒音被害を軽減するための有効策について紹介していきます。
電線対策
電線にスズメが大量にとまって困っているときは、電力会社に相談してみましょう。基本的に電線にとまっているスズメに対しては、電力会社が対応してくれるからです。
しかも、依頼をしても費用はかからないことがほとんどですので、自力で何とかしようとするよりも、速やかに電力会社に依頼するのが確実です。
しかし、状況によっては電力会社から駆除費用を請求されたり、対応を断られたりすることもありますので注意が必要です。
たとえば、スズメが原因で騒音や糞尿被害を受けていないと判断されてしまった場合などがそれに該当します。
また、電線にとまっている場合、電線には電力会社の線だけでなく、電話やインタネットのケーブルなどが伝っていますので、どの線に乗っているかで対応先が変わることになります。
自分では判断がしづらいときは、とりあえず電力会社に相談してみて、判断を仰ぎましょう。
スズメ対策
電線などにとまっている場合は、それぞれの会社に対応してもらえますが、たとえば家の庭に侵入してくるなど、自宅の敷地内に入ってくるスズメもいます。
それらのスズメには、さまざまな方法で対策をとりましょう。たとえば、大きな音で追い払うのも手段のひとつです。
スズメ除けグッズの中には、スズメの天敵であるわしや鷹、フクロウなどの鳴き声をだすものがありますので、試してみましょう。
他にもスズメの嫌がる匂いを発する忌避剤なども販売されていますので、いろいろ探してみるといいでしょう。
まとめ
数羽程度では愛らしいスズメも、大量に集まると大きな被害につながります。
スズメの餌になるようなものを避ける
スズメの餌になりやすいものを自宅周辺に置かないことも大切です。スズメはねぐらの周辺で食物を探していますので、エサとなりそうなものを見つけると、そこに近寄ってくるからです。
スズメは農作物や植物などを食い荒らすことがありますので、自宅の敷地内でそれらを育てている場合、ネットなどを張ってスズメが侵入してこないようにするのも手段のひとつです。
自力で難しい時はプロに依頼
電線などにとまっているスズメを追い払うのは自力では危険を伴いますので、その際はプロに依頼するのがおすすめです。
スズメの糞による被害についても記事にまとめました。