ハトによる被害はさまざまですが、中でも深刻なのがその糞尿による被害になります。
被害が拡大する前に早めに対策をとらないと、大変なことになりますので、ハトの糞の危険性や、有効な対策について紹介していきます。
このページの目次
鳩の糞は実はかなり危険
ハトの糞は見た目にも汚いですし、臭いも気になりますが、被害はそれだけではないのです。ハトの糞による危険性について、よく理解しましょう。
人間への危害
ハトの糞によって、アレルギーや病気が起こるリスクが高くなってしまいます。糞をまき散らしたハトそのものが病原菌を持っていることもあり、病原菌やウィルスを持つハトの糞に人間が触れる、近くに寄ることで感染してしまうのです。
また、ハトの糞にウィルスや病原菌が含まれていなくても、糞が原因となって発生する病気もありますので、注意が必要です。
ハトの糞を掃除しているときに、病原菌やウィルスを吸い込んでしまう危険性もありますので、しっかりと対策を取ってから処理しなくてはいけません。
金属への被害
ハトの糞によって金属の腐食が進むようになります。ハトの糞には酸性の成分が含まれているのですが、少量ならそれほど影響はないのですが、大量にしかも長期間糞による被害が続くと、どんどん腐食がすすみます。
海外ではハトの糞が原因で橋の崩落事故が起こった事例も報告されていますので、軽視してはいけないのです。
特に、ベランダなどにハトは、やってきますので、被害が深刻化してしまった場合、ベランダが崩落することもあり得ることを覚えておきましょう。
どうすればいい?有効な対策方法
ハトの糞による被害を深刻化させないためには、適切な対策を取ることが大切です。
ハトの糞を掃除する
ハトは、一度糞をした場所を覚えており、再びやってきて糞をする習性がありますので、その臭いを消してしまうのも有効策になるでしょう。
ハトの糞を掃除するときは、糞に含まれているウィルスなどを吸い込んでしまうことがありますので、マスクを着けて行うようにしてください。
また、誤って手で触れてしまうのも危険ですので、必ず手袋をつけて掃除をするようにしましょう。
ハトが寄ってこないようにする
ハトの滞在時間が長くなってしまうと、糞による被害も拡大してしまいますので、ハトが寄ってこないような対策を取ることも、重要になってきます。
たとえば、ベランダにテグスなどを使ってハトがとまれないようにする、ハトが嫌がる匂いを発する忌避剤を使用する、ハーブを置くなどして、ハトが居心地が悪い状態を作るようにします。
ハトは何度か同じ場所を訪れて、何度か居心地の悪さを感じるようになると、その場所に近寄ってこなくなるでしょう。
まとめ
ハトによる糞尿被害は深刻ですので、早めに対策をとることが重要になります。
早めに気が付くことが大切
最初のうちは、ハトによる糞被害もそれほど大きくはないため、放っておく人も少なくありません。
しかし、ハトの糞から発せられる臭いに引き寄せられてハトが再度やってきて、糞をしてしまうようになります。
また、長時間糞を放置しておくと、そこからウィルスや病気が発生するリスクも高くなってしまうでしょう。
そこで、糞を見つけたら速やかに掃除をするように、心がけましょう。また、糞を見つけたら、再びハトが訪れることも考えて、何かしらのハトよけ対策を取るのがおすすめです。
被害拡大の時は業者に相談
ハトの糞被害が拡大してしまったときは、自力で何とかすることが難しい可能性が高くなってきます。
それは、ハトが大量にその場所を住みかとして認識しているようになっている証拠だからです。
しかも、ハトは縄張り意識がとても強いですので、一度居心地が良いと感じた場所に対しては、強い執着心を見せるのです。
そのような場合、業者に依頼をしたほうが、スムーズに鳩を駆除・撃退してくれるでしょう。
また、ハトの糞によって汚れた場所も、業者に依頼をしたほうがきれいに掃除してもらえる可能性が高いでしょう。