カラスは人間が出したゴミを荒らしたり、農作物を食い散らかしたりすることが主な被害ですが、人間にも危害を加えることがあります。
カラスが人間を襲った場合、大変危険ですので、襲われる理由と対策について理解しておくことが大切です。
このページの目次
カラスが人を襲う理由は?
カラスによる攻撃のほとんどが、上空から急降下してきて人間の後頭部を足でけってきます。
スピードに乗って襲いかかってきますので、受ける衝撃はかなり大きいと言われています。
カラスに襲われる原因
カラスに襲われてしまう原因としては、主にカラスが自分たちに危害を加えた、加えると判断したからです。
たとえば、農作物などを荒らされたり、遊び半分でカラスに石をぶつけたりすると、カラスはその人間を敵とみなして、攻撃を仕掛けてくるのです。
しかも視覚も発達していて、頭も良いため、一度見た人間の顔を忘れませんので、何度もその人間めがけて襲い掛かってくるのです。
また、ヒナや卵を狙っていると勘違いされて、襲いかかってくることもあります。カラスは人間などの天敵から身を守るために、木の高いところに巣を作るのですが、2階のベランダや窓、高い建物から巣を除いていただけで、敵とみなされてしまうこともあります。
色も原因に
視覚が発達しているカラスは、黄色に対して警戒心を抱く特徴があり、黄色い色を身に付けているだけで襲いかかってくることがあります。
さらには、きらきらとしたアクセサリー、フェイクファーなども、カラスを刺激する要素になるため、注意が必要です。
どうすれば攻撃されるのを回避できる?
カラスからの攻撃を防ぐためには、どのような点に気を付けたらよいのでしょうか。
カラスを攻撃しないこと
カラスは一度自分に攻撃を仕掛けてきた人間を覚えていますので、いたずら半分にカラスを攻撃しないことが大切です。
また、農作物などが被害に遭ってしまったときは、カラスを直接攻撃するのではなく、適切な対策をとって、カラスが近寄ってこないようにしましょう。
背中を見せないこと
カラスは後ろから攻撃を仕掛けてきますので、カラスに背中を見せないようにすることも大切です。
また、カラスは攻撃を仕掛けてくる前に、いくつかの前兆行動をみせますので、それをキャッチすれば、カラスの攻撃をある程度回避できるでしょう。
まず、カラスは鳴いて周囲のカラスに危険を知らせたり、いらだって電柱や木の枝をくちばしでつついたりしますので、カラスの存在に気が付くと思います。
カラスの攻撃を察知したときは、いきなり走って逃げるのではなく、カラスに背を向けないようにゆっくりとその場を離れることです。
また、後頭部を守るために、傘をさすのも有効策のひとつです。ただし、傘でカラスを追い払ってしまうと、余計にカラスを刺激してしまって危険ですので、気を付けましょう。
子ガラスに触れないこと
誤って巣から落ちてしまったヒナを見つけた時は、かわいそうだと思ってもヒナに触れないことです。
ヒナの周囲には必ず親ガラスいるはずであり、下手にふれてしまったら、親ガラスを刺激してしまうことになります。
また、子ガラスを飼育することは法律で禁じられていますので、連れて帰ってはいけないのです。
まとめ
カラスに襲われると大けがをすることもありますので、注意が必要です。
カラスを刺激しないこと
カラスは危害を加えてきた、加えそうだと判断した人間の顔をよく覚えており、しつこく攻撃を仕掛けてきますので、カラスを刺激しないことが重要になってきます。
カラスを刺激しないためにも、カラスの巣の近くを通らないようにする、自分から攻撃を仕掛けないことです。
業者に依頼してみよう
カラスから攻撃を仕掛けられそうになったら、業者に駆除を依頼するのも手段のひとつです。
カラスの攻撃を恐れて生活するのもストレスになりますし、もしも、気を抜いてしまってカラスからの攻撃を受けた時は、大きなけがをすることもあるからです。
早くカラスの攻撃によるストレスから解放されるためにも、専門業者の力を借りてみましょう。
他にもスズメの騒音被害についてもまとめました。